ゴルフ場で会員とそうでない一般客とでは、一日のプレイで支払う料金や優先的にプレイを楽しめるなど様々な差が生じるということを、ゴルフプレイヤーなら知っているでしょう。
ゴルフ会員権というのは安いものなら50万円を下回るものも多く、毎週のように特定のゴルフ場に通っているといったからすると早い段階で元が取れるようになっています。
そのような理由からたとえコースプレイをめったに行わないといったゴルフプレイヤーの方であっても、打ちっぱなしを安く優先的に利用するためにゴルフ会員権を所有しているといった方が多いのです。
打ちっぱなしは一度始めるとかなり長い時間その場に留まるといったことが良くあるため、自身の好きな場所を優先的に回してもらえるゴルフ会員権というのは非常に有効的に活用できるのです。
ゴルフ会員権の購入は最近ではかなり安い手数料で済ませることが可能となっています、上手に利用すれば損をするということなないため活用を検討してみてください。
ゴルフ会員権を売却した場合の税金の申告については、総合課税の譲渡所得として計算され、給与所得など他の所得と合わせて申告する「総合課税」の対象になります。これは、会員権が購入時より値上がりして売れた場合の、その値上がり利益に対し課税されるものですが、その計算方法は、会員権の所有期間によって異なります。会員権の所有期間が5年以内の場合は、値上がり利益から諸経費を引いた金額に対し50万円を控除した金額が課税される所得金額となり、所有期間が5年を超える場合は、値上がり利益から諸経費を引き、50万控除した金額をさらに2分の1した金額が課税される所得金額となります。この所有期間が5年以内か5年超かで大きく税金が変わってきますので、これから売却を考えている方は、契約書等で、しっかりと所有期間を確認してから売買契約を結ぶことをおすすめします。最終的に税金がいくらになるかという計算ですが、日本では、所得金額が多い人ほど税率が高くなる「累進税率」というものを採用していますので、消費税のようにみんな一律に何パーセントという計算はできません。総合課税の対象となるすべての所得を合算した金額が高額な場合は税率も高く、低い場合は税率も低くなっていく仕組みです。ゴルフ会員権の売却は一生に何度もあるようなものではありませんので、確定申告のやり方にとまどう方もいるかもしれませんが、そんな難しいものではありません。心配に思う方は、確定申告の時期が近づいたら、一度税務署で相談に乗ってもらうといいでしょう。
Last update:2023/12/4